はじめての子供、親として分からない事ばかりです。
生まれたての赤ちゃんはミルク飲んで、泣いての繰り返し。そんな小さい赤ちゃんに教育って必要あるのだろうか。早すぎない??寝るのが仕事って言うし、勝手に成長していくんじゃない??絵本とか読むのとか意味あるの??
色々悩むけれども、親からすると、しっかり成長してほしいですよね。
少しでも子供に良いとされてるモノは取り入れて育児をしたい。そんな0才の幼児教育に何が良くて何が悪いのか??調べてまとめてみしたので、参考にしてもらえると嬉しいです。
生後間もない赤ちゃんの成長ってどんなの??
赤ちゃんの脳は急激に発達しており、脳に刺激を与えることで活発に発達すると言われています。生まれたばかりの赤ちゃんの脳には、既に大人と同じ量の神経細胞(ニューロン)が出来上がっています。脳の神経細胞は、成長にあわせて数が増えるのではなく、繋がることで成長しています。このニューロン同士の接する部分をシナプスといいます。このシナプスがニューロン同士の信号の受け渡しをしているので、シナプスが増えることは脳が発達することを意味します。
特に1才までは脳の発達が目覚しい時期です。“見える”をつかさどる第一次視覚野という部分のシナプス量は生後2ヶ月ぐらいで一気に増え、8ヶ月で一生の最大数に達します。
成長に応じたより良い刺激が用意することができれば、その後の集中力や積極性が大きく変わってくるといわれています。積極的に遊んで赤ちゃんの脳の発達をうけながしましょう。
おもちゃのサブスクに興味のある方は
新生児の成長には何が良いの??
- 五感を刺激する
- 赤ちゃんと「スキンシップ」をたくさんしよう
- 「授乳時」も、赤ちゃんの顔を見ながら
・五感を刺激する
発達初期の赤ちゃんにとって、生まれてから数ヶ月の間は非常に重要な時期です。この時期、赤ちゃんの脳は視覚・聴覚・運動能力など、ある能力を獲得するための感受性が増しています。成長にあわせて良い刺激と遊びを用意してあげることが非常に重要。赤ちゃんに触れたり、話しかけることで、どんどん赤ちゃんの脳を刺激してあげましょう。
・赤ちゃんと「スキンシップ」をたくさんしよう
複数の最新研究から、「かまってほしい」と泣いている赤ちゃんを放置してしまうと赤ちゃんが強いストレスを感じること、また「スキンシップ」が重要であることが証明されています。
また脳は、皮膚から目覚めると言われるそうです。声をかけたり、触れるなどスキンシップをたくさん行うことで、愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」が分泌されます。このオキシトシンには学習効果があるとされています。
同様に、新生児に触覚刺激を与えると、刺激を受けた脳領域だけでなく周辺の脳領域なども活性化するということが、京大学の研究でも明らかになっています。
さらに、赤ちゃんの体を触るスキンシップによって、「発育がよくなる」「入眠までの時間が短縮する」「赤ちゃんのストレスホルモンが減少する」などの報告もあります。生後5週目のときに「親と接触の多かった子ども」と「少なかった子ども」の遺伝子の状態を約4才半に成長するまで調べたところ、「親と接触の多かった子ども」の方が「少なかった子ども」よりも穏やかさや思いやりをつかさどる物質変化が起こり、遺伝子の活性化が多くおこなわれていたとのこと。
赤ちゃんにとっての触覚刺激は、成人と比べられないほど大きな効果があります。赤ちゃんとの「スキンシップ」をできるだけ多くとることは、とても大切なようです。
一昔前は「抱きぐせがつくから、抱っこしすぎないほうがいい」と言われていましたが、研究結果的には影響がほとんどないようです。
・「授乳時」も、赤ちゃんの顔を見ながら
日本小児科医会の報告によると、約7割の母親がスマホやテレビを観ながら授乳をしているそうです。この時期の赤ちゃんは、「新生児模倣」と呼ばれる「親の表情のマネをする」ようになるのですが、この何気ない「親の表情のマネ」も親が赤ちゃんを大切に思い、護ろうとする意欲を高めます。
こんなときはどうする??
- 指しゃぶりってやめさすべき??
- 声出したら反応してあげたほうが良い??
- 起きている時にほったらかししていたら影響あるの??
・指しゃぶりってやめさすべき??
赤ちゃんは指しゃぶりをすることで、自分の手指を確認しています。これは感覚の発達に必要なことなので、自由に指をしゃぶらせましょう(笑) ただ、口のまわりがよだれでかぶれることもあるので、気づいたら手や口のまわりをきれいにふいてあげましょう。
・声出したら反応してあげたほうが良い??
四六時中かまってあげないとダメなんていう育児論もありますが、楽しく笑顔で接していられたらそこまでの影響はないと思います。愛情ホルモン、オキシトシンは、スキンシップ開始後10分くらいすると出てくるそうです。1時間に10分でよいそうなので、赤ちゃんを抱っこするなどスキンシップをとることで、オキシトシンの分泌が促進されます。オキシトシンが分泌されると、愛着関係が深めたり、情緒を安定させる効果もあるそう。
「遊んであげる」と思うと義務感にかられてしまいますが、一緒の部屋で時間を過ごすこと、定期的にスキンシップをとれば大丈夫と考えるとちょっと気が楽になりますよね。
赤ちゃんが自由に自分で遊ぶ時間も大事ですし、ママが自分の時間をもつのも大事です。
無理せずに、自分のできる適度な育児ペース配分を見つけていきましょう。
・起きている時にほったらかししていたら影響あるの??
生後間もない赤ちゃんでも「親がそばにいるか、いないか」を感じています。生後9週の赤ちゃんと親を5分間別々の部屋にいてもらったところ、放置されたと恐怖を感じて赤ちゃんの額の温度が1℃近く下がったというデータが報告されています。共働きでそばにいられない方々も時間が許す限り、赤ちゃんのそばにいることを心がけてみましょう。
遊ぶ時に注意すること
- 赤ちゃんの邪魔をしない
- 機嫌の悪い時は遊ばない
・赤ちゃんの邪魔をしない
赤ちゃんは動いているものを見ているだけでも遊びになります。時にはただ自分の手を見つめているだけの時もあります。そのような一人遊びも赤ちゃんの成長には必要な時間です。
そんな時はこちらから遊ぼうとはせずに赤ちゃんの様子を見ていましょう。主役はあくまでも赤ちゃん。赤ちゃんがこちらを向くまで見守りましょう。子どもの遊びをサポートする。そうすることで、成長が促進していきます。
・機嫌の悪い時は遊ばない
赤ちゃんにも機嫌の悪い時があります。例えば眠い時やお腹がすいている時。このような時間は遊びたくはありません。不機嫌な時に遊ぶと、逆に機嫌が悪くなって泣いてしまうことも。おむつ交換の時など時間を決めて、遊んであげるようにしましょう。
我が家の遊び方
- とにかくスキンシップ
- ベビーカーでのお散歩
- 絵本を読む
・とにかくスキンシッ
新生児の成長ポイントからずっと述べてますが、赤ちゃんへのスキンシップの効果は絶大です。赤ちゃんと過ごしている時は、まずはスキンシップするようにしています。
・ベビーカーでのお散歩
赤ちゃんとのコミュニケーションとして散歩もオススメです。外の刺激は赤ちゃんの成長、発達にもよいとされており、赤ちゃんが泣き止んで機嫌よくなったりします。
・絵本を読む
文字や言葉を覚えさそうとする「読み聞かせ」はまだ0歳児には早いので、していません。むしろ言葉や文字を覚えてさせるのが早過ぎると、他の成長に支障をきたしてしまうなんて情報もありました。なので読む内容は、その時の実況中継や好きな曲を歌う、なんでも良い。親の声や絵本の色で視覚や聴覚を刺激するように読んでいます。
我が家の新生児への読み方ポイント
五感を刺激する・子供の反応を見ながら読む・登場人物になりきる・リズムに乗せて調子よく読む・ページを繰り返したり・声の高低、強弱をつける etc.
オススメの絵本
- もいもい
- しましまぐるくる
- だるまさんシリーズ
「もいもい」
インスタグラムなどのSNSであかちゃんがくぎづけになると話題の絵本。シリーズ累計45万部突破しました。赤ちゃんがじっとみる、泣き止むと好評を得られています。
その理由は、2017年7月より東京大学あかちゃんラボが あかちゃんといっしょに作った赤ちゃんのための絵本で、オノマトペと「赤ちゃんが選んだ視覚的効果」が使われています。
ちなみにオノマトペとは自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。擬音語・擬声語・擬態語などです。
日本の叡智、東大が赤ちゃんの反応を見て作った絵本なので、科学的根拠に基づいているという安心感がありますよね。
ボクの生後2か月の娘も他の絵本より「もいもい」を注視して楽しんでいました。視力も成長途中なのでハッキリとしたコントラストが好きなのかも。
「しましまぐるくる」
100万人の赤ちゃんを笑顔にしたベストセラー絵本です。 企画した編集者は、双子のママで、子育ての実体験から
「0歳の赤ちゃんが泣きやんで笑顔になる絵本を作りたい!」
と考えた事が「しましまぐるぐる」誕生のきっかけになります。
生後6か月未満のまだ視力が発達していない赤ちゃんでも、以下の3点には注目すると言われています。
- 「黒」「白」「赤」などの鮮やかでコントラストが強い配色
- 「しましま」柄、「ぐるぐる」柄などのくり返しの模様
- 目と口がある「かお」
「しましまぐるぐる」の制作でも、実際に赤ちゃんに何度もイラストを見せて、赤ちゃんの反応がしっかりある色・デザインの絵にしたようです。
また、アメリカやアジアで、翻訳出版をされています。北米の英語翻訳版は、ナショナル・ペアレンティング・プロダクト・アワーズという北米の権威ある賞を受賞しました。
世界に認められた、赤ちゃんも注視するイラストの絵本でってスゴイですね。
『だるまさんシリーズ「が・の・と」』
こちらもシリーズ累計551万部(2018年1月時点)を突破した、だるまさんシリーズ。
柔らかそうな丸くて赤いかたまりが、伸びたり縮んだり、転んだり。目をつぶったり、開いたり、笑ったり。
呼びかけるような言葉のリズムで、声に出してみれば独特な「間」になり、読み手は感情移入しやすいです。作者がこだわっているのが「もの」「音」「うごき」「見立て」なのだそう。
リズムよくページをめくれて、だるまさんの変化をワクワクしながら楽しめるので、新生児以降、子供が成長しても読める本だなと思いました。
シリーズ3冊セットでも売られているのですが、それぞれ面白いのでセット買いオススメです。
まとめ、我が家の結論
子供の教育って悩みますよね。はじめての子供だったので、ボクも何をしたら良いのかわからずに、夫婦でも教育論でケンカになりました。でも、上記の内容を調べて、子供は今、何が成長しているのかを勉強することで、成長に応じて教育することが大切だと知りました。
そのため、我が家では生後間もない時期は赤ちゃんとの「スキンシップをたくさんすること」と、「絵本や散歩で五感を刺激すること」を大切にしています。
教育はあくまでも子供ファースト。子供の成長に合わせて、親の自己満足にならないように注意しましょう。
読んでいただいた皆さんの子育ての参考になれば幸いです。
お読みくださりありがとうございました。
〈参考データ〉
ユニ・チャーム 「子どもを「いい脳」に育てよう!赤ちゃんの育て方における7つのポイント」(2022.11.05 閲覧)
バンダイ公式アンパンマン玩具情報サイト 「赤ちゃんの脳のしくみのコラム」(2022.11.05 閲覧)
東洋経済オンライン:医師が警告!「0歳児」の育て方、ここに注意 (2022.11.05 閲覧)
たまひよオンライン 赤ちゃん時代重要!0カ月から10歳子どもの能力の伸ばし方 (2022.11.05 閲覧)
和光堂 五感を刺激する育児アドバイス (2022.11.05 閲覧)
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