新しい家族、子供ができるので家族の時間を増やすために育休を検討したい。
でも職場に
迷惑に思われるのでは?
反対されてしまうかも…
男性は仕事を優先するのが一般的!!
自問自答して負のスパイラルに陥ってませんか?
ボクは新米パパになったことをきっかけに、約200日の育児休暇を取得しました。
そんなボクの育休の意思を会社に伝えた体験談を基にして
男性育休を取るときの上司に報告する流れを紹介します。
悩んでいるパパさんが読めば、育休取得の精神的ハードルが低くなるのではないでしょうか。
また、男性育休が気になる方に読んでいただき、将来の育休仲間が増えると嬉しいです。
勤め先の環境
- ボクの勤務形態は土日祝日は基本休み
- でも工場は土日、深夜も稼働している
- 男性社員が大半
- 外部との仕事よりも工場内部での仕事が多い
- 部署内には長期的に育休を取る人間はいなかった。(1カ月の人はいた)
もともと育休には興味があって夫婦でも話はしてました。
奥ちゃんの体の弱さを考えて半年間、育休を取ることを決意することに。
メールの文面
お疲れ様です。
私事で恐縮ですが、
このたび新しい命を授かりましたことを、ご報告いたします。
妻は安定期に入り、出産は○月上旬ごろを予定しております。
際しまして、育児休暇を○月の出産から○月末日(半年ほど)まで
取得したいと考えております。
人員体制や仕事の割り振り、引き継ぎのこともあろうかと思い、
この時期にご報告させていただきました。
ご迷惑をおかけすることと存じますが、
どうかご容赦いただければ幸いです。
甚だ略儀ではございますが、
まずはメールをもちましてご報告申し上げます。
詳細については改めて直接ご相談させていただければと思います。
以上、お忙しいところ恐縮ですが何卒宜しくお願い致します。
安定期に入ったタイミング(育休を取る6ヶ月前)に
育休を取る意志を上司と1番関係する同僚にメールにて連絡しました。
理由は意思を伝えた証拠としてメールを残しておきたかったからです。
仕事中の忙しいと口頭だけでは受け流される可能性があり、言った言わないのトラブルになると余計に面倒です。そんなトラブルを避けるために、口頭だけでなくメールで連絡しました。
そして、メールだけでなく、送信した次の日に上司や関係する同僚に再度、直接お話ししました。
育休連絡をスムーズに済ますポイント
- 意思ははっきりと
- 早め早めの連絡.・相談
- 自分だけで考えない。周囲に聞く。
- 権利だと主張しすぎない
・意思ははっきりと
育休を取る選択は周囲の人と違う選択になります。
同調圧力に負けないために重要なのは、
「自分の意思をきちんと持つ」
ということ。
他人の意見に流されてしまうのは、
他人と同じなら自分は間違っていない
と安心したいからではないでしょうか。
精神を守る防衛本能的なモノな気がします。
自分の意思が100%明確になっているなら、他人の意見など気にならなくなります。
まずは自分がどう生きたいのか、仕事と家族どちらを優先するのかをハッキリさせることが大事です。
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・早め早めの連絡・相談
人事的な部分は経営者、管理職の仕事。
早め早めの報告連絡相談できれば、マネージャーも仕事の割り振りや人事的な準備ができ、周囲の人も心構えや仕事の引継ぎがスムーズになります。
期の始めまでに連絡できれば、上司も来期の仕事や人事配置を想定して計画を組みやすいかなと思われます。
加えて、育児・介護休業法の改正により2022年4月からは育休の取得の確認を義務化されています。会社は社員が子供を授かったことを知った際、上司が育休の取得をしたいかどうかを聞くことになりました。
会社に気を遣って相談できなかった社員にとっては意思を宣言できる絶好のチャンスになるのではないでしょうか。
・自分で考え過ぎない
自分1人で抱え込むと碌なことがありません。
奥さんや信頼できる友人・同僚に相談してください。
復帰後に不当な扱いをされるのではないか。
周囲からは冷たい目線で見られるかもしれない。
成績は下がってしまう。 など
精神的に不安にはなってしまいます。
しかし、起こってもいない想像を膨らませても仕方ありません。
外に吐き出すと、頭もスッキリして気持ちが楽になります。
また、意外と優しい言葉をもらえることも多く、温かい気持ちになることもありますよ。
・権利だと主張しすぎない
育休制度は年金や社会保険などと同じ国の制度です。
育児休業給付金も会社ではなく国から支払われるものですしね。
「育休制度は会社の制度ではなく国の権利」
ということを頭で認識するだけでも、気持ちが楽になるのではないでしょうか。
だだし、権利だけを主張するのは注意。
会社が組織である以上、権利だけを主張するのではなく自らの育休を取るための動きも当然必要です。ちゃんと周囲と報告・連絡・相談を忘れずに。
また、権利を振りかざすだけの人間も思われないように、
社会人として礼節をわきまえた行動を心がけましょう。
報告した流れと体験談
妊娠判明
↓育休の8ヶ月前
・上司に妊娠報告
・ 直属の先輩に相談
↓育休の6ヶ月前
・安定期に入り、メールを送る
・同部署の同僚にも連絡
・他部署の同僚に徐々に連絡
↓育休の1ヶ月前
・会社に申請を出す
・外部関係者に連絡
育休開始
部長の場合 (40代中盤男性)
面談時に奥さんの妊娠を報告
最初は妊娠判明から二ヶ月ごろに報告。(育休を取る8ヶ月前)
上司との面談の機会がちょうど予定されていたため、奥さんの妊娠を報告しました。
話を聞いてもらう場であったので気持ち的に報告がしやすかったです。
そこでは育休を取る意思があるかと聞かれましたが、
「いつから、どのぐらい」の具体的な話し合いはしませんでした。
その時に部長が子供ができた頃の話を聞きました。
部長は仕事が楽しくて自分は育休は選択肢になかったとのこと。
今は時代が違い取りやすくなった。
育休は権利だから会社は関係なく、自分で判断できると助言をもらいました。
安定期にメールで正式な報告
安定期に入ったらメールで再度連絡。それが2月でした。(育休を取るは6ヶ月前)
期末の来季の業務計画や目標を立てていく時期のため、
上司が計画を立て終わってしまってからでは、
引き継ぎとかが難しくなると感じて、早めに報告しようと思ってました。
メールにはいつから、どのくらい育休を取りたいかという旨を入れました。
その次の日に、直接報告して、仕事の引き継ぎ等も考慮してもらうようにお願いしました。
直属の先輩の場合
妊娠判明から3か月頃に報告。
報告するタイミングを悩んでいたのはこのケース。
仕事の負担をダイレクトにかける可能性があるため、早い段階で連絡して育休期間の擦り合わせが必要だと考えていました。
本当は安定期に入って、相談しようと思っていたのですが、
一緒に作業していた時にふと来年度の仕事の話に。
育休の相談するタイミングがここしかないと思い、とりあえず打ち開けることにしました。
すると、なんとなくボクの仕事ぶりから先輩は察していたらしく、今後のことについてアドバイスしてもらいました。
一年ぐらいとってもいいんじゃない??
と優しい言葉をもらいました。
反対されると思っていたので、気持ちがホッとしました。
もともと数ヶ月取る予定にしてたのですが、
この優しい言葉もあり、半年間の育休を取る決断をしました。
その他同僚
同じ部署の同僚には育休の5ヶ月前くらいから口頭で報告。(4月くらい)
他部署の関係同僚には少しずつ育休の1ヶ月前までに徐々に連絡していきました。
外部関係者
会社に育休申請を出してから、直接会うタイミングで連絡しました。
その時に代わりの窓口の人も紹介しました。
関係度合いや各部署でやり方が違うと思うので、迷惑をかけないように連絡を入れておきましょう。
仕事も大事だけど家族も大事(まとめ)
育休を取る意思を会社に伝える際、
ボクも最初は、周りに男性育休を半年も取得する人は今の仕事場にはおらず、
育休を報告することや職場復帰する時の心配で頭がいっぱいでした。
しかし、各々の会社の方に伝えると、否定なんてされることもなく、普通に受け入れてくれました。
何故なのか考えると、職場の年上の方々は結婚しており子供もいる人が大半。
子育ての苦労や大変さを知っている人たちです。
昔ながらの固定概念や個人的な恨みがないのであれば、
育休取得を否定されることはないように感じました。
被害妄想が膨らんでしまってたんですね…
男性の育児休暇にはメリットがたくさんあります。
一度きりの人生。
会社のためではなく、家族のために
是非、新米パパさんも育休を検討してみては??
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