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出産クライシス〜あんなに優しかった妻がビーストモードに変身〜

夫婦生活・体験談
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妊娠出産時の女性は精神的にも不安定になりやすいため、夫婦間でいざこざが起きやすく、後まで尾を引くとよく聞きませんか??それが出産クライシスです。

ボクが経験した出産クライシスに関するエピソードと旦那目線の心構えを記載しています。

ご参考になれば幸いです。

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出産クライシスとは

出産クライシスとは出産を機に配偶者と不仲になることを表す。出産に伴いホルモンバランスの急激な変化や育児への不安から精神的にも不安定になりやすい。そのため、出産クライシスは誰にでも訪れる可能性がある上に、一時的なものと捉えられることが多い。

妊娠出産で女性は、ホルモンバランスが変化する上に、身体や環境も大きく変化するので、イライラしやすくなって当然。 男性としては考えやすいのが、怪我して痛い時に何か他のことを言われるとイライラするのと似ているのかな?と思う。

持続期間は人によって異なるが、3カ月から12カ月程度続くといわれている。個人差が大きいため一概に言えないが、出産から3ヶ月ほどの間に落ち着くことが多い。このイライラは睡眠不足が症状を悪化させることが知られており、パパや周囲のサポートなどによって熟睡できる環境を整えることも対策の一つになる。生活環境を整えても症状が強い場合は薬による治療が必要。

通常時と出産クライシス時期での泣き方の違い

・過呼吸になりやすい

・子供のように下唇を丸めて泣く

・被害妄想気味、自己嫌悪

・普段の自分とは違うことを認識しているが、どうしようもできない

クライシスの乗り越えるための対策、心構え

妊娠してどう思われているかの不安や、動けなくなる分邪魔に思われているかとか、ネガティブに考えやすくなる。

・妊娠出産時期は妻が精神的不安定かもしれないことを認識する

・寛容になれるように、ゆったりどっしりとした気持ちを持つ

・瞑想したり、時間の余裕もって気持ちを落ち着かせる

・思い通りに進まなくてもそんなもんだと思う

・正論だとしても反論しない→相手も自覚あるので責めてあげない

・奥さんの気持ちが明るくなるような行動をする (ケーキをサプライズで買って帰るような(笑))

・奥さんの立場になって考える

エピソード1  ゲームは絶対禁止!?

出産前、育休前のある日、ボクは待望のゲームが発売されるというニュースを見て喜んでいた。

奥ちゃんに

「育休中、ちゃんと家事育児するので、1日1時間ゲームしたい。」

と相談すると、

「ゲームするとイライラされて絶対ケンカのもとになる。なんのための育休だと。。。そんなだったら育休取るな!!」

ボルテージを上げて頭ごなしに猛反対された。

その時、全否定はさすがに酷くないかとボクは思った。

育休の間でも息抜きは必要だし、ケンカのもとになるならその時に禁止したら良くないか?条件つきでOKするとかあるやん。完全に禁止は厳しすぎない?

と内心思ったが、

少し時間がたった時に、

もしかしたらクライシスにより、反射的に嫌悪感が出て感情の制御ができなかったのかもしれないと考えた。

そのため、一度落ち着いてから再度、奥ちゃんと家族会議をすることにした。

すると、奥ちゃんは「何がなんでも1日1時間ゲームをする‼︎」という意思表示に聞こえたらしい。

ちゃんと話し合った最終結果として、

家事育児が忙しい時は、そっちを優先すること、余裕がある時にだけゲームはして良い。

とのことになった。

頭ごなしに怒ったら反発したくなってしまうので、一度許容して冷静に話す心は必要だなぁと反面教師的に感じた。

エピソード2  出産への不安、恐怖

精神的不安定は出産に対して過度に恐怖や不安を持つのが原因の一つだと思う。

子どもを授かったのが初めてということもあり、TwitterやインスタグラムなどのSNSから同じ時期に出産する人のナイーブな報告をみて、奥ちゃん自身が出産する姿と重ねて想像してしまい、気持ちを落ち込ませて、よく泣いていた。

また、奥ちゃんは

「出産時に一人で苦痛や辛さに耐えられるのかが不安、怖くて嫌だ。旦那が立ち会ってそばに居てくれれば、少しは緩和できるかも…」

という考えがあって、

最後の最後のギリギリまで出産立ち会いを希望しており、夫婦で病院にお願いをしていた。一人で抱えるのが心細かったのだと思う。

コロナ蔓延の影響で直接立ち会いは難しかったが、結果的にラインでビデオ通話をつないでオンラインで立ち会いすることができ安産で終えることができた。

出産は奥ちゃん自身の身体で起きていることであるため、出産に対して過度に考え込みすぎる場面が多かった。これら考え過ぎがクライシスにつながる原因の一つだと感じた。

病院の転院を考えたエピソードはこちら

オンラインで立ち会いした体験談はこちら

エピソード3 電車に乗ってしまった・・・

奥ちゃんの出産入院中、旦那のボクは資格試験の予定があった。試験を受験することは奥ちゃんに報告していたが、コロナ感染のリスクもあるから車で行くことを告げていた。しかし、当日になって会場近辺の渋滞情報を知り、急遽電車で向かうことに変更した。その旨は時間もなかったので、乗車してから奥ちゃんには連絡した。

すると最初は「了解、頑張ってね。」と返事があったのだが、

3時間後くらいにビックリするほどの怒りの長文のラインがきた。

これも出産クライシスかもなと感じた。

内容は

「あなたは自分のことしか考えてない。

電車で感染したらどう対応するの??

退院時は感染している不安が大きいのでむかえに来るのを避けてほしい。。。」

というもの。

産まれたばかりの娘や奥ちゃん自身の健康に対する不安の気持ちが大きくてイライラしているのが感じ取れた。

ボク自身も軽率な行動だったかもという反省はしている。

しかし、冷静に考えたら試験会場も同じ感染リスクがあるのに、そっちは話し合って許可をくれていた。試験は受けて良いのに電車に乗ったらダメな理由がよく分からなかった。さらにいうと、よく近所でもスーパーとかで買い物とかして列があったら同じリスクやん。

とは奥ちゃんには言わずに、ボク自身の中のモヤモヤを治めるように心の中で呟いた。

エピソード4 里帰りの時の父親と喧嘩

奥ちゃんが里帰りしてたある日の夜、急に電話がかかってきた。電話を取ると奥ちゃんギャン泣きしながら

「急だけど明日、里帰りしている実家から自宅に戻りたいから準備してほしい。」と。

詳しい話を聞くと、父親と喧嘩したらしい。

慣れない新生児の世話で疲弊しており、ゆっくり一息つきたかった奥ちゃん。

一方、お父さんは知り合いから譲り受けたチャイルドシートをいつ車に設置するのかを話したかったとのこと。

そんなお互いの違いから、奥ちゃんは話を早く切り上げようとしていたが、お父さんは話を続けようとして喧嘩になったとか。

奥ちゃんの言い分としては、

自分は今一杯一杯で生活している。自分が間違っているのは承知だが、今は周囲の人間が気を遣ってほしい。

と言っていた。

奥ちゃん的には精神の不安定さは認識しているが、自分自身ではどうもできないので周りに譲歩してもらうしかないらしい。

精神を支える協力ができないと、奥ちゃんとの関係に大きな亀裂を生み出す原因になるようだ。逆にこの時期をしっかり支えることができれば絆を深くすることができることを学んだ。

まとめ

ボク、パパ側が経験した出産クライシスを紹介しました。

出産クライシスは意味する通り、一つ間違うと夫婦仲が険悪になり、最悪の事態になることもあるかもしれません。旦那としては奥さんが精神的に不安定になりやすいことをしっかり理解してサポートしてあげることが重要です。何とか乗り切って未来へつなげましょう。

奥さんの立場からは自分を責めるのではなく、他人に頼ることも大切です。 赤ちゃんのお世話で手一杯で、自分のことは後回しになりがちですが、少しでも自分の時間を作り、自分の体のことも考えましょう。旦那さんを頼ってくださいね。

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