出産から退院したての頃、新米パパママは赤ちゃんが何で泣いているのかが理解できなくて苦労する人が多いと思います。ボクもそうでした。そんな時って、想定できる赤ちゃんが泣いている原因を一つずつ試してつぶしていくしかないんですよね…
何やっても泣き止まない時、ボクは「おしっこで気持ち悪くなっているのでは?」とやたらオムツを気にしていました(笑)
泣き方の種類や場面を知っていれば、赤ちゃんが伝えているサインを気づくために役立ちます。是非参考にしてみてください。
赤ちゃんが泣く理由
大人なら言葉で表現できますが、赤ちゃんは言葉を話すことができません。そのため、赤ちゃんは泣くことで感情や欲求を訴えています。
他にもあるとは思いますが、大半はこのどれかに当てはまると思います。赤ちゃんの表情や状況を参考に、赤ちゃんの感情と欲求に寄り添ってあげるのが大事です。
泣き声の種類
オーストラリアの研究者が赤ちゃんの泣き声と、状況、環境から、泣き方の法則を見つけました。「赤ちゃんの泣き声・泣き方は、5種類ある」という法則です。
- Owh(オォ、アォ)→眠たい、疲れた
- Eh(エッ) →ゲップがしたい
- Heh(へェ) →不快、おむつがぬれてる、汗などで気持ちわるい
- Eairh(エァー) →お腹がガスで張っている、お腹ががいたい
- Neh (ネェ) →おなかが空いた
そして、この5種類の赤ちゃんからのサイン(赤ちゃんの泣き、赤ちゃんの言葉)は、世界共通とのこと。話し方や暮らしに違いがあれども、日本もヨーロッパも関係なく、生物としては同じ人間であることが改めて分かります(笑)
赤ちゃんの泣き声・泣き方にはある程度の傾向があり、それを理解できれば、「泣きやます方法」の助けになるはず。特に、生まれたての0~3ヵ月の赤ちゃんに有効だそう。生まれたては本能に忠実で、脳発達してくると思考も成長して複雑になるってことじゃないでしょうか。泣き方の5法則、知ってて損にはならなそうです。
赤ちゃんが泣きやすい時間帯
黄昏(たそがれ)泣き
日が暮れ始める夕方になると、赤ちゃんが泣き始めることをいいます。
激しくギャン泣き(大泣き)したり、ぐずぐずとぐずり続けたり、とにかく機嫌が悪くなったりと状態は赤ちゃんによって様々みたいです。
一般的に生後3~4か月頃から始まり、5~6か月頃にはおさまってくるといわれています。
諸説の中には、
- 夜グッスリ寝るための準備
- 暗くなっていくのが不安になる
- 日中の疲れ
- 自律神経が朝と夜の切り替え(交感神経→副交感神経)が難しくて、不快に思うから
とはありますが、黄昏泣きの原因はハッキリと突き止められていません。
お乳(ミルク)も十分にあげた、おむつも清潔にした、室温も適温で心地よくしたけども、夕方になるとめっちゃ泣くって時は黄昏泣きかもしれません。
夜泣き
原因がないのに(夜)寝ている間に赤ちゃんが泣くことをいいます。
一般的に生後2、3カ月頃から始まり、9カ月頃にピークを迎え、1歳を過ぎる頃から少しずつおさまってくるといわれています。ただ、赤ちゃんによっては、2~3歳まで夜泣きが続いてしまう場合もあるようです。
赤ちゃんの泣き声にストレス溜まってしまい、育児を投げ出したくなってしまう経験のあるパパママがほとんどなのではないでしょうか。疲れてしまっているんです。そんな気持ちになること自体は何も悪くありません。ストレスからついついイライラしてしまうことはあって当たり前です。
しかし、ギャン泣きする赤ちゃん、夜泣きする赤ちゃんを放置し続けると危険です。赤ちゃんケアとともに自分のケアも大事にしましょう。
泣いている赤ちゃんを放置すると・・・
泣いている赤ちゃんを放置すると・・・
サイレントベビー
という状態になるといわれています。
サイレントベビーとは、無表情で、あまり泣かない、あまり笑わない状態の赤ちゃんの俗称です。サイレントベビーになる原因の1つに、長時間の放置であると考えられています。
赤ちゃんが泣いても、誰にもあやしてもらえず、長時間放置されたままになる。これが繰り返されると、赤ちゃんは「誰にも構ってくれない」と感じてしまいます。泣くことを止め、構ってもらうことを諦めてしまうことで、あまり泣かない、笑わない(感情が乏しい)状態になり、サイレントベビーになる可能性が高くなってしまう。
サイレントベビーになった赤ちゃんがそのまま成長していくと、周囲とのコミュニケーションが困難になる等、精神不安定になったり、そこから暴力行為に走ったりするといわれています。
ハッキリとした医学的根拠があるわけではありませんが、気をつける必要がありそうです。
泣き止まない時の対処法
我が家で実践している泣きやまし方を紹介します。泣き止まない時もあるんですけど、複数を組み合わせることで、ギャン泣きが一時的に収まったり、軽減することはできると思います。参考にしてみてください。
- ゆっくりゆすってあげる
- 抱っこをしながら優しく声をかける
- 抱っこの向きを変えてみる、縦抱き、横抱き左右
- 赤ちゃんのお腹をマッサージしてあげる
- 縦抱きにしながら、お尻を軽くポンポンして、おなかに溜まったガスを出してあげる
- 足の股関節をグルグル回す
- ホワイトノイズやビニールのクシャクシャ音を聞かす
赤ちゃんが泣き疲れて寝たときに、遠隔で赤ちゃんを見守りながら一息したいもの。おススメのモニターと、赤ちゃんがご機嫌になるオモチャを載せておきます。
泣き声がいつもと違いおかしい時にまず確認すること
赤ちゃんの泣き方がいつもと違う、おかしい。そんな時に以下の項目をチェックしてください。赤ちゃんの中で何か異変が起きているのかも、、、
・もしもこんな泣き方は病院へ!!
以下のような泣き方だったら、すぐに病院に行ってあげてください。赤ちゃんからのSOSかもしれません。
- 泣き方がいつもと違い、力なく弱々しくなってきた。また、急に泣くのをやめてぐったりした
- 10分おきくらいに体をよじらせ、悲鳴のように激しく泣く発作を繰り返す
- 頭を打ったあと、激しく泣いて、嘔吐、けいれん、意識障害を起こした
まとめ
新米のパパママは最初の頃、赤ちゃんが何で泣いているのかわからなくて不安になりますよね、、、「泣き止まない。なんでだろう??」そんな時に泣き方の種類や場面を学ぶことで、赤ちゃんが求めていることを知る役に立ちました。毎日毎日、赤ちゃんと過ごしていると、なぜ泣いているのかがだんだんと理解できるようになりパターンが読めるようになると思います。(それでもダメな時はダメですが・・・(笑))
ボクは普段の生活から、泣き止まないストレスを軽減していき、少しずつ自由な時間も増えました。
皆さんもしっかり赤ちゃんに向き合って、楽しく育児するために役立ててみてください。
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